網野善彦 「日本の中世の百姓と職能民」 平凡社ライブラリー

 百姓はいろいろな姓のもののことで農民だけを指す言葉ではない。特にこの書での百姓は平民百姓のことで、つまり中世の公民のありようについて書かれている。職能民はいろいろな「芸」を持つ人々のことで百姓とは区別されているが、時代によって百姓に組み込まれたりするという複雑な動きをする。人々の力関係というものは複雑だ。
 この本は論文等をまとめた本なので内容が具体的で資料の漢文が多い。ひいこらいって読んだが、解説の中での文なので多少いい加減に読むとなんとか読み進めることができる。網野氏の一般向けの本を何冊か読んだあとに読むことをお勧めする。


日本中世の百姓と職能民 (平凡社ライブラリー)
平凡社
2003-06-09
網野 善彦

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