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ハリはりハリ

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ハリはりハリ
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 犬好きでうろうろするのが大好きな人には
面白いかも。主にバカ息子の話とひたすら動き回った
記録です。
 もし車いすの方で自分で大型犬を育ててみたいと
考えていらっしゃるのならきっと役立つでしょう。

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タイトル 日 時
ローランソン/ジェミソン 「インディアンに囚われた白人女性の物語」 刀水書房
ローランソン/ジェミソン 「インディアンに囚われた白人女性の物語」 刀水書房  開拓時代のアメリカの1675年と1755年ごろ、それぞれインディアンの捕虜となった二人の女性の物語。インディアン捕虜体験物語という分野に属する本はアメリカ人ならだれでも一度は読む本らしい。古くからベストセラーの二冊の翻訳。  一人は戦いながら移動を続けるインディアンに連れられて行った牧師の奥さん。かなり自由に動いているなあという印象。もう一人は親兄弟姉妹を殺されてからインディアンの養子になり、インディアンとして一生を終えた女性の話。  頭の皮を剥いで作るスカルプ。重要な戦利品なのだが、乾燥... ...続きを見る

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2018/08/15 15:38
須田桃子 「合成生物学の衝撃」 文藝春秋
須田桃子 「合成生物学の衝撃」 文藝春秋  生物工学的に100%人間の手で作成した必要最低限の遺伝情報を母体となる細胞に移植して増殖させる。何回か増殖していくうちに工場母体となる細胞に由来した部分が減っていき最後には完全に人工的に設計された細胞のみとして自己増殖し続ける。そんな生命の最小セット、人口生命体ミニマル・セルの話。  従来は必ずしも狙った位置に改変遺伝子を埋め込めなかったのが意図的に特定の位置に改変遺伝子を埋め込める技術ができた。また従来増殖するとき反対側の染色体の情報が書き替えられないので世代を経るにつれて情報が減衰してい... ...続きを見る

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2018/08/14 13:07
増井真那 「世界は変形菌でいっぱいだ」 朝日出版社
増井真那 「世界は変形菌でいっぱいだ」 朝日出版社  変形菌、血管のように湿ったところをはいずっているあのぬめっとしたやつですね。著者は16歳。5歳で変形菌に出会い、変形菌がきれいだと思い、7歳で研究生活に入ってしまった幸運な人です。そうですきれいだと思ったらもう終わりなのです。私も若いころ顕微鏡下の生き物を美しいと思った一人です。そう思ったときが終りです。生物学から離れることはできません。著者も一年中変形菌探しと変形菌の世話に明け暮れています。論文も書いています。それらの研究の一端が写真で紹介されています。つまり変形菌のもにょもにょがいっぱいで... ...続きを見る

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2018/08/11 08:54
井上孝司 「戦うコンピュータV3」 潮書房光人社
井上孝司 「戦うコンピュータV3」 潮書房光人社  軍隊におけるコンピュータとネットワーク利用の状況を米軍を中心に網羅している。軍隊のことなので詳細は秘密だが、民生品利用がかなり進んでいるのでそこからかなり推測されている。数ページから10ページほどを一項目にして450ページも記述しているので細かい。そのうえ頭文字略語のオンパレードで読みやすいとは言えない。巻末に略語一覧まである。概観するのにはよい本。 ...続きを見る

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2018/08/05 23:46
プレヴォ 「マノン・レスコー」 光文社古典新訳文庫
プレヴォ 「マノン・レスコー」 光文社古典新訳文庫  タイトルに惹かれ、新訳が出たというだけで買った本です。現在なら未成年の駆け落ちものです。マノンは現代の女の子に結構いそうな贅沢好きの天然の性(小)悪です。しかし主人公の方はそれに輪をかけてアホです。読んでいるとそんな馬鹿なと愚痴りながらついつい読み進んでしまいます。これじゃまったく昼ドラの手法の読み物じゃんといいながら最後まで読みます。1733年の発刊ですからもちろんこちらが親分です。 ...続きを見る

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2018/07/22 12:40
プリーモ・レーヴィ 「これが人間か」 朝日新聞出版
プリーモ・レーヴィ 「これが人間か」 朝日新聞出版  小説「天使の蝶」、アウシュビッツからイタリアまでの帰還を扱った「休戦」ときて、ようやっとアウシュビッツにたどり着いた。この順序がよかったと思う。やはりアウシュビッツはつらい。いきなりアウシュビッツはやめた方がいい。  著者の態度は序の中で、「新たに告発条項を並べるために書かれたのではない。むしろ人間の魂がいかに変化するか、冷静に研究する際の基礎資料をなすのではないかと思う」といって、淡々と時系列に語る。しかし序のそのあとで、「他人に語りたい、他人に知らせたい」という欲求にかられたというのが本... ...続きを見る

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2018/07/17 22:28
ニコラス・ワプショット 「ケインズかハイエクか」 新潮文庫
ニコラス・ワプショット 「ケインズかハイエクか」 新潮文庫  この二人の論争はかなり有名らしい。ケインズはともかくオーストリア経済学派のハイエクはまったく知らなかった。オーストリア学派までは知っていた。視点の違う二人の考えは将来、マクロ経済学とミクロ経済学、大きい政府と小さい政府と別れていく。私がこの本を読もうと思ったのはアメリカのティー・パーティー運動などの理論的背景にこの二人の絡みがあるというので読んでみた。  なんといってもハイライトは前半のふたりの論争を扱った部分だ。しかしここは少し予備知識がないと読むのが厳しい。私はケインズ派のサムエルソンと... ...続きを見る

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2018/07/14 14:27
宮川裕章 「フランス現代史 隠された記憶」 ちくま新書
宮川裕章 「フランス現代史 隠された記憶」 ちくま新書  歴史書というよりフランス特派員による取材レポートというかんじ。大戦以降の問題でフランス人が触れたがらない話や事件で現代のフランス人のアイデンティティに関わることを追及している。現在も生存されている方々も取材している。フランスからの報道を聞くとき、もう少し読み解き出来るようになるかも。 ...続きを見る

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2018/07/05 20:57
プリーモ・レーヴィ 「休戦」 岩波文庫
プリーモ・レーヴィ 「休戦」 岩波文庫  著者の小説「天使の蝶」を読んで変な作家だなあと思って、小説とは違う著者の半身、アウシュビッツの本を読んでみようと思った。しかしさすがにアウシュビッツはヘビーなので、著者がアウシュビッツから生き延びて故郷のイタリアに帰りつく帰還を扱った「休戦」を先に読んでみた。  とにかくアウシュビッツを出たらイタリアのある西ではなく東に連れて行かれてしまった。解放されて、被害者である自分たちは妥当な扱いを受けられると思っていたら、数か所の収容所を転々と移され何年も過ごすことになる。その日々の中でいろいろな人... ...続きを見る

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2018/07/02 11:03
ベアトリス・フォンタネル 「ドレスの下の歴史」 原書房
ベアトリス・フォンタネル 「ドレスの下の歴史」 原書房  視点が違った。この本の著者は体の内側から、肉体側から下着を見ている。私はもっと単純に「The 下着」で具体的なものを期待していた。出来れば型紙がほしいぐらいだ。この辺はネットで注文して本屋で確認しなかったので致し方ない。副題に「女性の衣装と身体の2000年」とあるように男性の下着はない。張り子や工場労働者の女性の下着の話もほとんどない。コルセットと胸開けの話が中心に回っている本です。逆に言えば著者のような視点の歴史本を求めている人には適当によくまとまっていると思います。 ...続きを見る

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2018/06/28 11:51
プリーモ・レーヴィ 「天使の蝶」 光文社古典新訳文庫
プリーモ・レーヴィ 「天使の蝶」 光文社古典新訳文庫  この作者のことは何も知らなかった。小説のこととなると無知だ。系統だって読もうという気はあるが体力と時間がない。なんとなくふらふらと惹かれて買ってしまった。  変な作家だ。嘘か真かわからん話が書かれている。奇妙譚とでもいうのかしら。人は死に邪魔されて天使に変態できないでいるとか。人の経験を再体験する装置の話などはよくあるけれど、その体験を執拗に描写したりとか。どこかこだわりのある文章です。嫌いではない。買って損したとは思わないので読んでみるといい。 ...続きを見る

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2018/06/24 09:53
フロリアン・カジョリ 「初等数学史」 ちくま学芸文庫
フロリアン・カジョリ 「初等数学史」 ちくま学芸文庫  数学史の本としては1896年の発行でかなり旧い(改訂は1916年)。しかし大抵の数学史の本が現代的な代数表記でその時代の内容を伝えて終わってしまっているのに、その当時の表記とともに具体的な演算、特にその演算手順まで載せているという特徴がある。訳者注も影響されてか詳しい。これはとてもうれしい。古代・中世篇と近世の前半までなかなかよい。近世の後半は欧米の初等教育の歴史に近い内容でさすがに内容が旧い。しかし逆に細かい当時の欧米数学教育史を知りたいのならいいかもしれない。文庫版あとがきによい文献案内が... ...続きを見る

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2018/06/21 13:53
田辺聖子 「古川柳おちぼひろい」 講談社文庫
田辺聖子 「古川柳おちぼひろい」 講談社文庫  映像関係には多少強いと思うのだが、言葉や音が絡むものは小さいときからどうも縁がない。詩とかになるともうダメです。それでも人間、あがくものでぽつりぽつりとそれらしきものに手を出しています。そこでまあ川柳ぐらいならと読んでみたのがこの本。選者が好きで選んだ句が解説付きで載っているので私でも楽しめた。選者自身が楽しみながら句を集めていることいがい特に特徴はありませんが、やはりそこがいいところですな。 ...続きを見る

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2018/06/14 08:02
ジョージ・オーウェル 「カタロニア讃歌」 岩波文庫
ジョージ・オーウェル 「カタロニア讃歌」 岩波文庫  「カタロニア讃歌」、おー有名なタイトルだなあと買ってみた。迂闊にもスペイン市民戦争下の話だと知らなかった。ソ連共産党下の影響で民兵組織が解体されていく過程の話は、ソビエト社会主義、中国共産主義、というよりソ連共産党、中国共産党の幻影を信じ込まされていた世代としては身につまされる内容だった。最後にジョージ・オーウェル、おー、「1984」の作者じゃないかと気がつく失態を演じて本を読み終えた。 ...続きを見る

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2018/06/06 03:51
佐藤克文・森阪匡道 「サボり上手な動物たち」 岩波書店
佐藤克文・森阪匡道 「サボり上手な動物たち」 岩波書店  岩波科学ライブラリー・シリーズの一冊。タイトルに惹かれて買った一冊。海の動物に種々の観測装置を取り付けて動物たちの日常的な動きを追いかけた記録。もともとは最長潜水時間や最大深度を計ろうとしたのだけれど、無駄なことはしないという予想外な行動パターンを発見したという話。なかなかわからない動物たちの海の中での生活というのが垣間見れる貴重な一冊。 ...続きを見る

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2018/06/02 22:04
中村士 「東洋天文学史」 丸善
中村士 「東洋天文学史」 丸善  マイケル・ホスキンの「西洋天文学史」の翻訳者がこの本の姉妹本として出した本。前著のような比較的詳しい理論的な説明はほとんどない。後半の日本の天文史はほとんど人物史に近い。しかし前半のインド、中国、韓国、東南アジアの天文学の紹介を含め東方アジアの天文学史はめずらしくそれなりに読みごたえがある。著者の目論見通り「西洋天文学史」と合わせて読むことをお勧めする。 ...続きを見る

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2018/05/31 09:51
マイケル・ホスキン 「西洋天文学史」 丸善
マイケル・ホスキン 「西洋天文学史」 丸善  この本はオックスフォード大学出版局のA Very Short Introductionシリーズの一冊。シリーズ名通り実に薄い本だが内容はよくまとまっていて意外と濃い。入門書レベルでプトレマイオス(トレミー)のエカント点のちゃんとした説明をこの本以外で読んだことはない。エカント点は離心円の反対側の点で、円周上の点と二つの点を結ぶと常に線分の長さが一定になるという楕円と同じ性質を持つ点。要するに観測データとなるべくよく一致するするように考えられたもの。天文の本を読んでいるとコペルニクスのモデルの理... ...続きを見る

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2018/05/31 09:40
リチャード・ベッセル 「ナチスの戦争 1918-1949」 中公新書
リチャード・ベッセル 「ナチスの戦争 1918-1949」 中公新書  ナチスの生まれる背景として第一次世界大戦でのドイツの敗戦から始まって、ヒトラーの自殺以降のドイツでのナチズムの扱われかたまでを対象に、人種という観点で考察している書。  歴史的な経緯を追いかける書を読んでいるとどうも実感がわかない。しかし最初にヒトラーの「我が闘争」を読んでいたのでヒトラーの考え方と肉声が聞こえてきてなるほどと思えることが多かった。なのでナチズムの本を読む方には最初に「我が闘争」を読むことをお勧めする。特にヒトラーが戦争そのものが目的であって最後まで降伏せずに自殺したことなど... ...続きを見る

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2018/05/24 08:09
ジョージ・G・スピーロ 「ケプラー予想」 新潮社
ジョージ・G・スピーロ 「ケプラー予想」 新潮社  数学界の難問中の難問のひとつ、ケプラーの「一個の球のまわりに十二個の球を配置したものは、可能なかぎりもっとも稠密な充填方法である」という予想がようやっと証明された顛末が書かれた本。なにせ400年も完全証明にかかったので話は長い。証明の仕方も長い。あんまりに手間のかかる証明なのでコンピュータの手助けを借りたぐらいだ。これが大問題になったいわく付きの証明だ。解説の方もあんまりに長いのでかなり証明部分をはしょってある。もちろん話の筋道はわかる程度にはしょっている。わたしもあまり長いのでほったらかしに... ...続きを見る

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2018/05/21 07:26
山口恒夫 監修 「昆虫はスーパー脳」 技術評論社
山口恒夫 監修 「昆虫はスーパー脳」 技術評論社  これはなかなか面白い。昔昆虫の話というと動物行動学的な、つまり観察が主の話が多かったのだけれども、ここでの話は神経を実験的に扱っていてかなりの神経ネットワークのことがわかってきたことがわかる。実際の研究は発表年代を見ると昔からこつこつと研究されていたことが分かるが、やはり実験装置、観測機器、生化学的な分析や遺伝情報、遺伝操作の手法の確立などの最近の急激な発展の成果が現れている。話は昆虫では少ない神経細胞とニューロンで分節、特化して分散型処理がされているという点を中心に8人の研究者が段階的に解説... ...続きを見る

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2018/05/16 14:31

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