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zoom RSS 白井聡 「未完のレーニン」 講談社選書メチエ

<<   作成日時 : 2017/05/22 10:11   >>

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 しまった。珍しく書店でレーニンの名前を見つけたのでろくすっぽ内容の確認もしないで買ってしまったら、なんとこれが歴史書ではなくて哲学書だった。ドイツ哲学の用語がばんばん、史的唯物論のにおいまでする。レーニンとの考え方の比較にフロイトまで出てくる。比較論としては面白いが本としては蛇足である。
 労働力の商品分析から労働者は基本的に分裂するとして、ゆえに階級闘争を終わらせプロレタリアート独裁を実行するものが必ずしも具体的な労働者であるとは限らず、それらを実行する抽象的な体現者、代行者、つまり職業革命家であるレーニンでもよいと読み取れる。その実行を階級、国家間の力の向き、ベクトルで分析している。歴史的な力の昇華した形での外的力の発現、実体化云々というところが哲学的。
 赤のテロルや階級消滅後の次の世界に関する論述は歯切れが悪い。しかしこの辺はこの本が理論書ではなくレーニンの本の分析書であるので致し方がない。とにかく読みづらいので用語の予備知識を仕入れてから辛抱して読むことをお勧めする。視点そのものは面白い本です。



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